祖母が自殺した

他人のブログを読んで、そういえば私もブログやってたじゃんと思うくらいにはブログの存在を忘れてた。

婦人科は子宮だか卵巣だかに水のようなものが溜まってるらしいんだけど、今すぐどうこうって感じではないので年末くらいにまた内診予約してねとの事。

最近の食べ物事情、朝のヨーグルトはお腹くだりすぎるので飴やらキャラメルやらその時あるお菓子を少し、昼はカルボナーラ、夜は実家で作ったトマトベースの野菜スープを冷凍保存して3分レンチンからの5分加熱したものと、インスタントの玄米に梅ふりかけかけて食べてる。野菜スープ食べずにスーパーのお弁当買ってくることも多い。

 

本題。

今年の2月に母から、祖母が死んだと電話があった。90歳だしそろそろお迎えが…と思ってたので、ここでは特に驚きはしなかった。二日後くらいに「家で一人で死んでいたっぽい。念の為検死に出してている。だから葬式がいつになるかわからない」と祖母家に行っていた母からまた連絡。それを聞いて、事故の可能性も考えたのかな?孤独死すると警察のお世話になるんだな〜と思っていた。その間私は母からの愚痴LINE、「泊まらせてもらってる家が寒すぎてつらい」「スーパーに行ったら見たことのない惣菜パンがあった」「○○おじさん(母の兄、私の伯父)は宇宙人」の相手をしていた。伯父が頑固なのは聞いてはいたので、大変だねと母の機嫌に寄り添うようなLINEでお返事。なんて私は良い子なんでしょう。

 

両親が祖母家から帰ってきて私も実家に寄った時、母が私に「おばあちゃん、何で死んだと思う?」と聞いてきたので「老衰みたいな感じじゃないの?」と言ったら「自殺してたの」と返ってきた。

流石に驚いた。祖母(今回死んだのは母方。父方はまだ生きてる)は自殺という単語とは無縁な感じの人だったから。あと単純に90歳の老人が自殺、という事例を他に知らなかったので。

祖母の姿が見えないと心配した近所の人たち(ほとんど親戚の人たち)が、祖母が自宅敷地内の小屋で首を吊っているのを発見。近隣住民も「○○さん(祖母)」と「自殺」という単語があまりにも結びつかなかったらしく、警察にその事を話すと「じゃあ他殺の可能性が…?」という感じになり、検死に出されていたらしい。

結果、外傷も無いし盗られたものも無し。状況的に自殺一択になったのでようやく葬式をあげる事が出来た、とのこと。

祖母、耳が遠くて高血圧だったらしいけど他に体が悪いところはなかった上に、足腰が年齢の割に強かったので自殺出来たのかもしれない。小屋で首を吊っていた、と聞いた時、あの小屋なら低身長の祖母でもヒモ状のものを括れそうな所あるし、なんなら私もあの小屋ならワンチャン定型首吊り出来そうだな〜と思っていた。ロープみたいなのも小屋の中にあるのも知っていた。

 

遺書が無かったので何故死んだのかなどは厳密にはわからないらしいが、同年代の周りの人間がどんどん死んでいくのに自分だけやたら健康だと不安になるとかいうのは聞くなあ…と思っているので、祖母もこれかな?となんとなく想像している。

検死に出されると生きてる人間は葬式の準備すら出来なくなるので、自殺するなら遺書大事!と思った。

 

祖母が自殺した話を心療内科の医者に話したら、第一声が「他殺じゃないんですか!?」だったのはおもしろかった。おもしろがってたらダメなんだけど。だよねぇ、「90歳、自殺!」ってあんまりイメージないよねぇ。どっちかいうと「高齢者を狙った強盗が入って縄で縛られて死んでいるおばあちゃんを発見!」のほうがある気がする。あってはダメなんだけど。

検死にも出したし自殺確定っすね〜と話したら「死んだ人ことを考えられるのは人間だけなんですよねぇ。他の動物は仲間が死んでも寄り添うとかそういうのしないので。一部の動物はするらしいですけど、人間ほどはしないので…」みたいな話をされた。前の医者もなんだけど、身近な人が自殺した話をすると医者は優しくなります。あまり優しく無かったのは前のカウンセラーだったな。

 

そんなわけで、先日法事に行ってきた。父は用事があったので母と弟と。弟と「おばあちゃん自殺って聞いた時どう思った!?」とか聞きたかったんだけど時間と場所的に聞ける時がなかった。久々に新幹線乗るぅ!駅弁美味い!初めて祖母家付近でホテル泊まったぁ!と、楽しめるところは楽しんできた。一泊二日で良かった。一泊二日でもトイレ事情がおかしくなるので二泊なんて無理。

一日目の時点で二日目にある法事に参加する親戚とたまたま全員と挨拶ができたので、二日目にごちゃごちゃ挨拶しなきゃ!にならなくて良かった。呼んだ親戚も伯父の采配で、できるだけ少なくしてあったのも助かった。人多いの苦手。

今回亡くなったのは母方祖母。祖母の妹二人、祖父(私が生まれる前に死んでる)の妹夫婦だか弟夫婦だかが一組、伯父夫婦、そして私たちだけのコンパクト法事。喪服は事前にしまむらで買った。前の喪服がちっちゃくて入らないのでね…。靴もイオンで痛くなさそうなものを購入。

伯母の車を借りて三人で動けたのも楽だった。祖母家に行って位牌と骨壺を持ってお寺へゴー。トイレ事情以外でつらかった事は法事のお経が長かった事かな。1時間の予定が40分で終わったらしいし正座じゃなくて椅子に座れたんだけどそれでもとにかく長い。

あとお寺の内装が金ピカで「お布施いっぱい貰ってんだろうな〜!私が死んだ時は葬式だの坊さんだの無しにしてほしい〜!骨は撒いてくれ〜!」と強く思いましたね。宗教は全部金目当て!信者を増やして金をふんだくれ!の精神でやってるものばかりなんだから、メジャーな仏教といえど結局は金なのです。嫌だねえ。

 

母方祖母が自殺した事、父方の伯父叔母には話したらしい。いとこ達が知ってるのかはわからない。

父方祖母にも知らせてなくて、なんなら何年か前に亡くなってる祖母の弟とかその他親戚の死も「おばあちゃんが知ったらショックだろうから」という配慮で何も知らないらしい。知らないまま父方祖母死ぬのかな〜。いま介護施設に入ってて、情報が閉ざされてるみたい。

 

伯父のワンマンっぷりが理解出来た。結構酷かった。これは振り回せれると疲れるな。「三十三回忌の予定ももう入れてるから!初盆はこの日!(弟)は早めに職場に言えよ!」

私がその間に自殺して予定めちゃくちゃにしてやろうか!?と思ったりしちゃったな!あ、法事行く直前に密林で縄購入したよ!特にこの日に!とか今年中に!とかまでは思ってないし安楽死が良いんですけどね!!親に見つかると面倒なのでクローゼットの奥の方にしまってます。

 

というか、やっぱり安楽死があれば祖母も自殺しなかったかもしれないのにね。結果自殺成功したけど、怖かったり痛かったりあると思うよ。未遂者は語るよ〜!首吊りってそんなすぐ意識なくならないからね!

てことで、安楽死プリーズ。苦しんで死ぬのは嫌だよー。